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『アメリカン•スナイパー』

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公式HP


イラク戦争で160人を狙撃した伝説のスナイパーの実話。

自国では英雄。


帰還した彼にカウンセラーが、160人を殺して罪の意識は?という問いに、
愛国者の彼は「蛮人から祖国を守った。守りきれなかった人がいることの方が悔しい」
という。

そんなタフな精神の持ち主の彼も、多くの退役軍人がかかる、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされる。


話しは逸れますが、
”自殺を考えてる人のホットライン”をテーマにしたドキュメンタリー映画が今回のアカデミー短編ドキュメンタリー賞を授賞しました。

そこでは毎日のようにイラクやアフガンへ派兵された退役軍人から死にたいという電話が掛かってくるという•••••



死ぬか生きるかの極度の緊張状態が続けば正気を保つことの方が難しいのかもしれません。

鍛え上げられた屈強な肉体と精神をもってしても、戦争は人間を蝕む•••••••のでしょう。


戦地(非日常)では正しいと思った。でも日常(平和)に戻ると「なんてことを」と悪夢に苛まれる。


”良心の呵責”

ドフトエフスキー『罪と罰』を思い出しました。
いくら良かれと思って悪い事をしても人間は良心の呵責には耐えられない。




アメリカ万歳的な映画かと思いきや、むしろ逆なのかもしれません。

これでよかったのか?
本当にアメリカは正しいのか?



イーストウッド作品はいつも投げかけてきますね。

無音のエンドロールにもなにか思いが込められていたのでしょう。


(T)

  1. 2015.02.25(水) _23:21:05
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