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五島旅5<ちょこっと長崎編>
長崎の港に着いたのは夜。小雨が降ってる。久々都会に来た感じ。
洒落た港街ですね。


波止場にはおしゃれなお店が連なってます。
でもそこはおっさんなので迷わず居酒屋へ。
おっさんなのでとりあえず "中生" ひとつ。
肉を食べたいと思ったがどっぷり海鮮系の居酒屋だった。
お腹がいっぱいになったところであとは寝床を探さねば。
ここは都会なのでネットカフェ、ビジネスホテル、なんでもある。
でもそこはおっさんなので "サウナ” をチョイスw。
翌朝、街中をぶらぶらしながら港のターミナルへ向かう。
本日『軍艦島ツアー』へ参加。
本当は前日のツアーの予定だったが台風で中止になり自分も島から出られなかった。
一日帰りが伸びたのをいいことにツアーも翌日に予約し直しておいた。


ターミナルに向かう途中かなり風が強いので、これ本当に船出るのかな?と思いつつ、風が強いと揺れて船酔いしそうなのでお腹に何か入れておかなければと思い、通り過ぎて来たコンビニへ戻ってサラダとパンとコーヒーを買う。
ターミナルに入ると人だかりが目に入る。
軍艦島ツアーの窓口の前。怒号。「沈ねや、クソ会社。こっちは熊本から来とんや!」
どうやら中止らしい。
こっちは仙台からきてますけどね、w
前日、中止になった時はちゃんとメールでお知らせが来たり、HP上で朝7:30 まで告知されていた。今日の朝にどちらもチェックして来たが何もないのでてっきり今の今まで自分も出航するものだと思っていた。風が強くなってきたので急遽中止を決めたのだろう。
念のため窓口で確認すると、強風のため欠航、と。
次回の割引券と軍艦島のポストカードをくれた。
「軍艦島クルーズ」を行ってる他3社も午前の便はどこもみな欠航のようだ。
軍艦島は規制されており個人では行くことができない。
なので認可を受けている4〜5社のツアーやクルーズ船に申し込んで行くしか方法はない。
もともと軍艦島のワードに引っかかって長崎に行こうと思ったのだが、規制で島を自由に見れないと分かりテンションも下がり自分の中での優先順位が今回最後になってしまった。
なのでもしかしたら台風とぶつかるかもしれない最終日にしたのも、最悪行けなくなることも想定してのことだった。
でも改めてGoogleのストリートビューで見るとゾクゾクします。
軍艦島。
デカダンスな匂いがプンプン。
いずれは行ってみたいですね。
自分もおそらく廃墟マニアの ”気” があるのだと思いますw。
軍艦島ツアーが中止になって時間が空いてしまった。
帰りの飛行機までの時間は2〜3時間。 「しか」 ととるか 「も」ととるか?
とりあえず長崎というと、、、思いつくのは、
「眼鏡橋」・・「平和公園」・・「オランダ坂」・・以上。
思いつくところに行くだけ行ってみよう。窓口で観光マップをもらう。方向音痴だった。見てもわからん。Googleでナビってもらおう。ナビつけっ放しだとバッテリーなくなるのにビビるが今回はモバイルバッテリーという味方がいるので怖くない。この時、数人の知人友人から「台風大丈夫?」メールがなぜか固まって来た。なんで今?と思いつつ返信などをしてたらやばいやばい時間ないのに。
港を出る頃には皮肉にも晴れ間が出て来た。
「眼鏡橋」まで歩いてみる。15分から20分くらいだろうか。
お、♪カステラ一番電話は二番〜の『文明堂』!
<眼鏡橋>
正面から見たり、


逆から見たり、


横から見たり、渡ってみたり、
下から見たり。。。眼鏡橋を堪能。
お次はオランダ坂へ向かう。
歩きだと20〜30分位かかりそうだ。
暑いし、さっきから見かける路面電車にも乗ってみたい。
料金は一律150円らしい。
<オランダ坂>
けっこうな急勾配。
山の斜面にびっしりお家が建ってる。


甲子園によく出てくる「長崎海星高校」があった。
オランダ坂は "がっかりポイント" などと言われることもあるそうだが、
石畳の坂道、異国情緒のする洋館、見える景色も面白い。
なんか雰囲気があってちょいと素敵だと思うのだが・・・。
路面電車から降りてオランダ坂へ向かう途中『グラバー園』という看板があった。
聞いたことある、長崎を代表する観光地であることもなんとなく知ってる。
とりあえず行ってみよう。
車じゃなくてもGoogle先生は表通りではなくこういう裏道を案内してくるのね。
ま楽しいけど。
細い路地を抜けると、
<大浦天主堂>日本最古の教会。 <グラバー園>
ここは今回行った中で一番観光客がいる。ファミリー、カップル、etc・・・
今までが全然人が居ない所ばかりだったので、なんか慣れずに居心地が悪い。
早々に退散。
この坂から見える海の景色がいいですね。
ここから路面電車を乗り継いで「平和公園」へ。
なかなか電車が来ないので、乗り換えの停留所まで歩いた。
「平和公園」はここから長崎駅を通り越して何駅か先。
時間を見るとリミット30〜40分くらいしかなくなっていた。
迷う。がその時間が勿体無い。一か八か行ってみる。
路面電車の停留所は長蛇の列。なんで?外国人の団体さんのようだ。
みんな「長崎駅前」で降りたが、同じくらい人が乗って来た。
大人数の乗り降りで結構時間がかかる。
<平和公園>

頭を垂れて手を合わせる。
もう急いで帰りの路面電車に乗る。数十メートルおきに停留所があるので速度はかなりゆっくり。空港行きのリムジンバスに乗れるかどうか1〜2分の戦い。ネットで調べたダイヤは30分発。
電車を降りたのは31分。遅れててくれー。でも乗り場を知らない。とりあえず駅前のバスプールへ行き空港行きのバス停を探すがない。サラリーマン風の人に聞く「ここから出るとおもいますよ」でも乗り場が見当たらない。近くのお店で聞くと歩道橋を渡った反対側のバスターミナルだという。猛ダッシュ!バスターミナルに着き窓口で聞くと1分後に出るバスがあるという。35分発。助かった。結果的にアプリで調べたダイヤの時間と5分違っていた。ともあれギリギリでなんとか無事乗れた。
高速の出口付近が渋滞してる。
まったくバスが動かなくなってしまった。運転手さんの説明だと、ETCの料金所の出口の何かが故障して使えないらしいとのこと。自分の乗る飛行機の時間まで間に合うだろうか?リムジンバスなのでみんな空港に行く人たちばかり。自分と同じ便に乗る人たちも多いのだろう。ザワついてきた。「こういう場合飛行機って待っててくれるんかな?」「待ってくれんやろ?」という会話が後ろから聞こえてきた。
でもなんとかギリ空港につき搭乗開始してると思い急いでいったら、今度は飛行機が遅れていて逆に待たされたw
飛行機に乗り、関空に到着。
台風19号は五島の脇をすり抜けていったが、台風20号が関西に接近してる。
途中ずっと格安LCCのキャンセル待ちにネットでアクセスしたがまったく取れそうにないので見切りをつけ、大手の航空会社のチケットを買った。
大手航空会社の飛行機は伊丹から出るのでリムジンバスで伊丹へ移動。
伊丹空港から飛行機へ乗り込む。ちゃんと空港内から飛行機へ繋がるボーディングブリッジで。
最近は格安LCCに慣れてたので飛行場へ降り直に乗り込むスタイルだった。
とりあえず大阪まで来てしまえば陸路(新幹線、高速バス・・)でも最悪帰れると思い調べてみたのだが、バスや新幹線の値段よりも今回取ったLCCの航空運賃の方が安かった。
ここ数年毎年LCCには乗っている。LCCの値段は変動するのでそれでも今年取った料金はちょっと高かかったと思ってたのに。やはりこの安さは魅力的ではある。今回取った大手航空会社のチケットはLCCの料金と比べると4倍近い。ただそのぶんLCCの応対やサービスやアフターケアなどは期待できない。それもすべて、この安さだからしょうがない、になってしまうのだろう。
LCCはなんでも自分でやらなきゃだめ、大手は言ったことや足りないことをあちらでやってくれる。さしずめ、なんでも自分でやらせるスパルタママと、わがまま言ってもなんでもやってくれる優しいママ、の違いという感じだろうかw。空港での職員の対応も違った。あと客層も全然違う。大手はマイルが貯まるからかビジネスマンが多い感じ。
久しぶりに大手の航空会社の飛行機に乗って、座席広っ!と思ってしまった。
今まで海外へ行った時の飛行機の座席でも狭くて窮屈だ、としか思ったことがない。もちろんビジネスだとかファーストだとかは乗ったことないので。初めてLCCに乗った時も狭いとは感じたがたしかどこもこんな感じだったなと思っていた。記憶では大手でもどこも狭いという印象しかなかった。
ちなみに往路で乗ったLCCは、私が背もたれにピタ〜っと背中をつけ腰を直角に立てて座っても膝が前の座席に付いていたw。でも今回久々に乗った大手は膝が付かなかった。
思いがけず今更ながらLCCと大手との違いがいろいろ実感できたw
今回は島へ行く都合上、当初の予定では6回ほど船に乗らなければならず、どうしてもその時間を主体に考えなければなりませんでした。気ままなようにみえて実はパズルのように緻密に構成した部分もあるのですw。
でも気楽に自由に動けること、いろんなことを考えながら動くこと、その土地の風景と美味いもの、そしてなんといっても人との出会い。お互いひとりだと声をかけやすいのでしょうね。
♪人間好きになりたいために旅を続けてゆくのでしょう〜♪
人間好きになるのもたいへんだ〜。
久々のひとり旅。
以前は毎年のように行ってたひとり旅。
改めてひとり旅の醍醐味を思い出した、よい旅でした。。。
長々と支離滅裂な文を読んでいただいてありがとうございました m(_ _)m やっと、
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(T)